2008年10月30日木曜日

11月20日、いっしゅう公演のお知らせ3

 音楽で共演していただく方です。

沼尾美和子さん。ウィーン音楽院のピアノ科とチェンバロ科の両方を卒業。
古楽演奏の大家アーノンクルにも学んでいます。現在は栃木県日光市にお住まい。
今回は、チェンバロの名曲、バッハの「半音階的幻想曲とフーガ」が演奏されます。それと、おそらく多くの方は聴いたことのない楽器、クラビコード(ハンマークラビーア)を演奏していただきます。その「音」には、ちょっとため息が!。






高橋壤司さん。わたしとは何度も共演していただいています。
それもいろんな楽器で。石笛、バラフォン、縄文太鼓といった珍しい楽器の演奏も多々ありました。
もしかしたら、彼が本来リコーダー演奏者であることを知らないファンも多いかも。今回は正当に「リコーダー」。
しかもチェンバロとの二重奏で、バッハの大曲を演奏します。曲目は、なんと「ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ二番」。もちろん、ソロ演奏もしていただきます。





林田遼平さん。チラシが出来上がってから、参加いただけることになりました。オーストラリア・原住民アボリジニの伝統楽器「デジュリドゥ」を演奏していただきます。現地で一年以上演奏を学んで、つい先日帰国したばかり。これも楽しみです。

2008年10月26日日曜日

11月20日、いっしゅう公演のお知らせ2


さて、公演タイトル「 Ku Holo Mau 」ですが、チラシ裏面に以下の文章を載せました。

駆動機を持たず、羅針盤もない、原始的な舟「ホクレア号」と呼ばれる双式カヌーが、ハワイから日本までの航海を成功させ、その航海記録を著した方(内野加奈子さん)に出会えた。
太平洋・ミクロネシアに伝わる昔ながらの航海術、風と海と空と星を読み取り、進路を決め、舟を操作するという。本公演のタイトルにさせていただいた「Ku Horo Mau」は、ハワイ語で「マウへ向けての航海」の意。
「 Mau マウさん」。ミクロネシア諸島・サワタリ島の唯一最後の伝統航海術師。このマウさんが1970年代からハワイの人たちに伝統航海術を伝授した。


Ku Holo Mau

風を感じるのはだれ?
そらの光を受けるのはだれ?
あたたかさや、つめたさを滲ませるのはだれ?
生きているものたちの匂いをかぐのはだれ?
「せかい」ということばに身をさらすのはだれ?

もし、目的の地を持っていなかったら、あなたは舟をこぎだすだろうか?
たしかに、言い伝えや古い書き残された地図の中に、
あなたの「緑の地」はあり、あなたは信じることを疑わずに、海の上の人になる。

まぼろしかもしれない、あるやなしや、たどり着いてみないと分からない「緑の地」に、
あなたは漕ぎ出す。(「目的の地」はあなたの 想い の中にしかないのに)

もっとも頼りない、「かなたに緑の地はある」という 想い が、
あなたのからだのすべてをはたらかせる。
旅立ちは舟を沖にみちびく波の良い日をえらんだ。
夜をむかえ、朝をむかえ。いくにちかを波のリズムにのってすすむ。
あなたはうたがわない、あなたの想いの中の緑の地が、
ぎらぎらの青い海原の「向こう」にあることを。(どうして、あなたはうたがわない?)
お日さまの道をみながら、「あっちだ」と指さす。
風をうける肌は、天の移り変わりより早く、嵐が来ることをおしえる。
潮の流れを舟に読み取りながら、「こっちだ」と梶を切る。
夜の星々は、昔のむかしから、緑の地とともにあったと。(信じてうたがわない)
空が照り返すのか、海が照り返すのか、銀幕の無。
ただ進み、ただ其処にあり、時はからだのすべてとともに変わる。
海の道はあなたがつくり、あなたのつくる道は天にきえる。
・・・・・
海に住む、またそれとは違う生き物たちの生くさい匂い、
鳥が空を舞い、「陸?」は近い。(からだはふくらむ)

 緑の地。
 それはあなたの《想い》だった。
 想いがあなたの《いのち》を燃やし、《いのち》があなたの 想い をいざない。
 緑の地に立つ。
 そうして
 せかいが生まれる。

2008年10月24日金曜日

11月20日、いっしゅう公演のお知らせ1




ほぼ五年ぶりの自主公演をすることになりました。今日から何回か分けて、公演について記したいと思います。まずはチラシの様子をアップしましまた。